同調圧力と課題の分離②
今回は前回の続きで同調圧力にどう対峙すればいいかを書きたいと思います。
まず「課題の分離」とは何か?
なんか難しそうな説明があるが、私なりの解釈で言えば「アクション」か「リアクション」に分けるとわかり易いと思う。
何らかの課題が発生した時にどう対処するかを考える時にアドラーが言うところの「自分の問題」と「相手の問題」をしっかり分ける時に
アクション=自分の問題
リアクション=相手の問題
と定義付けをすれば整理がしやすいように思う。
本題に戻ると同調圧力をかけられた時にどう考えるかの一例を示したいと思う。
「みんなが○○してるからあなたもしなさい」
と言われた時にどう思うかで対応は変わる。
①その通りと思う→そのまま従う
②違うと思う →反発する
と、ここまでは当たり前の反応なのはわかると思う
問題はこういうケースの場合だ。
③どうしよう困った→?
?になってしまう事もあると思う。
この時に課題の分離が登場する。
どうしよう困ったと思った時によくよく考えるのが重要で、ここで相手の反応が気になる人もいるだろう。
ここで改めて整理をすると
アクション=自分の課題
リアクション=相手の課題
と述べた。
さて、相手の反応はアクション?リアクション?
そう、答えはリアクションだ。
ならば相手の反応は相手の問題なので考慮する必要は一切ないのだ。
そこで突き詰めて○○はあなたにとってしたい事なのかしたくない事なのかだけを判断して①や②の反応をすればいいのだ。
そうすれば、相手に振り回されること無く自分自身を保つ事ができるのだ。
わかり易い例ではなかったかも知れないが、ぜひ参考にしてもらえればいいと思う。
最後にアドラー研究の第一人者で「嫌われる勇気」等の書籍の著者である岸見一郎さんの言葉を添付して終わろうと思う。
同調圧力はなかなか手強いし、状況によっては同意せざるを得ないケースもあるが、できるだけ同意せざるを得ない状況を避けるためにも重要な考え方だと私は思う。